三ケ日みかんの里もみかんの開花の時期を迎えて、町内全域に花の甘い香りが漂っています。とくに今日みたいな湿度が高い日は、香りが強くて良いのですが、あまりに雨が強いと香りも消えてしまい残念です。
三ケ日町の果樹園を歩いてみた感じでは、新芽と花の数がちょうどいい具合に揃っていて、昨年の作業の結果が出ているのでしょうか。本来は、今年は裏年の年にあたるのですが、良く管理されたみかん園では、そのような心配はありません。 みかん園の草生栽培では、春のこの時期に一度きれいに除草をしないと草とみかんとで肥料養分の取り合いになり、果実の肥大に重大な影響が出るので除草を徹底した方が賢明です。この時期まで成長した草が、雨に因る肥料の流失など環境に大しても十分な効果をもたらすので、この時期までの草生栽培でもその役割は果たしていると思います。 これから病虫害の件でも、アザミウマの巣にもなっている下草環境を整えなくては、これから爆発的に増殖するアザミウマを押さえ込むのは無理ですから。 農薬に関しても感受性が落ちてしまい、効果がない農薬が増えているのも事実です。 ですから、1年をず〜と下草を茂らして管理をすることは、現実的にはムリでしょう。 これから天気が回復して、花の時期に乾燥した空気ならば良いのですが、ジメジメした日が続くと、これまた感受性の落ちたハイカビ病が爆発的に繁殖しますので、この点からも、みかん園を風通しのいい環境にするために下草刈りをしっかりとしなければなりません。 ですから、草を利用してのみかん栽培も、ただそれでみかんが美味しくなる訳でもないので、環境対策としての側面の方が強く意識した方が良いかもしれません。 草が二酸化炭素を固定した所を刈り込んで、どんどん果樹園の上に堆積していけば、結果として、みかんの根が増えて、そして葉もそれに比例して増え、多くの二酸化炭素を利用するので、最終的に果実の糖分が多くなり甘いみかんが出来るという事でしょうか。
by mikkabi_mikan
| 2008-05-10 15:12
| 三ヶ日みかん
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