10月に入り天気が芳しくない。浜名湖湖畔の三ヶ日町でも晴れの日が少なく、どんよりとした天気が続いている。
前回の鶏糞の効果は、見た目にはみかんの樹勢がかなり改善されたと言う事である。色々な実験のためにかなり衰弱してしまったみかんの木もこれで何とか助かるだろう。 みかんの木は、致命的なダメージを受けない限り大量の施肥で数年で回復出来るから、今年の秋の鶏糞は、来年の新芽に役立つだろう。そうして、みかんの葉数が増えていけば、下の根も同様に増えて多くの果実を成らせてもそれに耐えうる樹勢になるだろう。 さて、もう前回の防除からそのまま秋の防除をしていない。だから、この雨に因って少しずつ「黒点病」が出始めている。 みかんの主要病である「黒点病」は、どうしても間隔をおいて農薬を散布しないと防げない厄介な病気である。 しかし、それが人体に害を及ぼす訳ではないので、このまま収穫まで「農薬」の散布をしなければ、3ヶ月以上は「農薬」に触れない事になる。 たとえ白く「農薬」が残っていたとしても、ほとんどそんな事はないけど、白く見えるのは「鉱物」であり、「農薬」の成分を効果的に使うためのもので、主成分は、とっくに分解、流失してみかんの果実には残留してはいないだろう。 この「3ヶ月以上」の「農薬」無散布は、例年やっているので、そばかすみかんと言われて辛い面もあるけど、皮さらみかんを食べれるという事で本来の味覚を味わえる。 一応、12月中旬頃から、ある意味(完熟みかん)なんだけど、仕事の関係上、例年そうなっている。もし、興味のある人は、12月中旬頃に、こちらに遊びに来てみて下さい。ただし、ある時と無い時があります。 それが、他のみかんと何が違うかと言っても、ほとんど変わりは無いと思います。 そばかすが多いのが、ただ目につくだけだろうと。 味は、完熟なので、この点だけが救われますけど。みかん狩りが始まる。 #
by mikkabi_mikan
| 2007-10-14 15:20
昨日、有機肥料である鶏糞をみかんに散布する。
秋の始まるこの時期に、窒素分がある有機肥料を与えてみてもいいか? 10月はじめに秋肥を散布すると言うことは、すでに実践しているのだけど、分解の遅い有機肥料を散布して遅効きを招くかもしれない。しかし、温暖化の影響で秋の気温もかなり高温なので十分時間はあるのであろう。 これから収穫までに3ヶ月間の時間があるので、今年のような豊作による小玉果が多いので、これで少しは果実が大きくなるであろう。 外は台風の接近で雨が降り出している。この降雨でみかんも夏の疲れがとれるだろう。 #
by mikkabi_mikan
| 2007-09-06 02:31
雨の日が続き、消毒などの作業は出来ないのでみかん畑の草を刈る。春先の除草剤処理により園地に雑草の少ない、殆ど無い園地には、草を刈る必要性はほどんど無いのだけど、草生栽培実験をしている園地では、半月に一度以上のペースで草を刈らなければならない。
ですから、もうギブアップ。 ある種の草、南半球にある植物なら自然と6月頃に枯れてみかんにとってはメリットが多く、肥料を奪い合うと言う競合はないので、ほとんどの草生栽培hは、その植物に限られるであろう。 最も重要な点は、その草には「スリップス」が棲み着かないだろうという点だ。確信は無いので、来年、顕微鏡か大きなルーペで定期的な観察をしよう。 他の植物、自然と生えて来る従来の雑草には、多くの「スリップス」の好む種類があるから、どうしてもその園地には、「スリップス」が多発する。この多発と言うのは、天文学的数字であり、数万単位では無いということだ。 今年は、どのみかん園の防風樹の「マキ」を見れば、その新芽が縮れて食害を受けた形跡が何処にでも見受けられる。いや、ほとんどの園地で。 これは、初期の防除農薬の効果にも疑問が出て来たと言う事だろう。抵抗性のある「スリップス」が町内の園地全体に広がっていることが予想される。 もちろん、農薬をケチって防風樹に散布しない生産者もいる様だけど、どの園地にもその食害の形跡があると言う事は、やはり防除農薬の見直しが早急に求められるのではなかろうか。 一回の防除作業の、費用対効果を考査すれば、生産者にアンケート調査を行うべきだろう。 #
by mikkabi_mikan
| 2007-07-12 11:06
| 草生栽培
今日、再び「硫安」を散布する。
この時期に窒素成分をみかんの木に与えることの問題はあるのだろうか。 今年の大量の果実を適正な果実数にするために、今現在、摘果作業を毎日おこなっているのであるが、とても取りきれない状態で、なお且つその作業に効果はでるのだろうか。どうも果実肥大が遅いように見受けられる。 ならば、再び大量の窒素成分を与えて、最後間に合うかどうか分からない時期にみかんの木に与えてみた。これで、生理落下が起こらなくても果実の肥大にはプラス効果がでるだろう。 近年、温暖化の問題である炭酸ガスが多くなって来ているなら、余計に窒素成分を与えて樹体の疲労を防がねばならない。もし適正な温度と水があれば、この炭酸ガスの上昇を逆手に取って夏場に多くの窒素を与えて、光合成スピードが加速させ多くの糖分を生産させたほうが合理的だろうか。 #
by mikkabi_mikan
| 2007-07-10 15:34
昨日、みかんの木に化学肥料である「硫安」を施肥しました。
今年は、みかんの大豊作なので、どうしても沢山の果実がなってしまい、品質の点で問題がある「小玉果実」が大量生産されるので、少しでも果実を大きくするために即効性のある「化学肥料」である「硫安」を使用しました。 窒素分は、ここ7月までが散布の限界なので、強めに散布して果実の生理落下を誘発することにも使用しています。 この点、有機肥料では、効果が緩慢なので、秋の高温多雨によるブクブク果実の要因にもなりますので、春先までが散布の限界でしょうか。 #
by mikkabi_mikan
| 2007-07-03 03:20
| 三ヶ日みかん
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