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みかん隔年防止策の効果判定

三ケ日町全体のみかん園が開花を迎え、車で町内のみかん園を見て回ると殆どの園地が白く見え、みかんの白い花が過多に着いている。その白っぽく見える園地の中で一部新緑の緑色した新しい枝が見える園地が散見される。

今年、来年の結果母枝になる新枝が発生しないと、再び来年が極端な裏年になりみかんの安定供給に支障を来す。

そこで昨年度年末に新枝を強制的に発生させるべく剪定を冬期に行ったが、樹勢の強めのみかんの木では新枝の発生が見られたが、今年ベタ花状態の樹勢の弱いみかんの木では効果が見られなかった。

また、そんな樹勢の弱い表年のみかんの木でも親指以上の枝だけを残した剪定をした所からは、新枝の枝が沢山出ている。

基本的にみかんの花の分化は、前年の夏に決定付けられるので、そこに於いて十分な光合成の産物である糖分を確保しながら秋に十分な窒素分などの肥料を与えておく事が寛容である。

さて、今更数えきれない程のみかんの花を手で摘み落とす事は無理なので、開花数週間の後に摘果剤の散布をもって強制的に着果したみかんを大量に落とすのが賢明である。

出来れば、全摘果を行い今年の収穫をゼロ管理に移行しコストを落とし、来年の裏年に大量にみかんを成らせる方が市場の引き合いが強い分ここで行った全摘果のコストもペイ出来るだろう。

今年、全摘果をすれば夏には多くの夏枝だが発生し、それに成るみかんが最高の果実である事を考慮するべきだろう。

今年の様なベタ花状態のみかんの木に成ったみかん果実は、昨年発生した葉でその果実を育てるのであるから、当然生産能力は今年の新葉には劣るのである。まして、今年の冬期乾燥と温暖化で、ハダニの発生が多発した園地では思い切って全摘果をした方が良い様に思える。
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by mikkabi_mikan | 2009-05-07 08:42 | 三ヶ日みかん