<   2008年 12月 ( 2 )   > この月の画像一覧

みかん隔年防止策

b0097365_146362.jpg

「2009年度みかん隔年防止策」として、コストのかからない方法論として12月から剪定を開始する。「リーコームの法則」を利用する、バラで言う「アーチング栽培」と同じだが、植物は自然と枝を伸ばし、そしてその重みで垂れて来るのは必然であり、其処の弓なりになった高い所から新しい芽「シュート」が出て、枝が新しく更新されて樹勢が維持されて行くのである。

たた、みかんの場合は、花芽分化が7月の半ばで行われているので、、、最終的には2月頃となる?、、、そん辺は大凡だと思うのだが、今年秋口に多くの花が咲いて、今も小さなみかんの果実がなっている事を考慮すれば7月半ばに花芽が分化しているのもうなずける。

そんな状態では、今頃剪定をしても効果があるかどうかは、樹体のバラツキなどで確信出来る訳は無いのだが、この樹の様にある程度、樹勢がいい状態ならば来年は全ての枝に花を着ける危険性は無いだろう。

そこで、このように「リコームの法則」に従って、今年春に出たある枝を今のうちに剪定しておけば、大凡春には良い春枝(来年の結果毋枝)が、その切り口から数本は発生するだろう。

この処理を一本あたり樹勢を見ながら処理すれば、春先に剪定するよりもいい結果が出るであろう。

こんなに早く剪定をするリスクは、、、寒波など、、、しかし、どうみても来年(2009年度)は、殆どのみかんの木がベタ花の状態で春を迎えるて、どうしようもない程のみかんの果実が成ってしまう。それをその段階から摘果する事の労力を考えれば、今の内からやってしまった方が賢明だろう。

細かい仕事なので、時間が掛かってしまうので、あまり考えずにどんどん枝を切るのが良いし、どんなに落としても十分な花芽はある。

そして、切った所から出る来年の結果母枝が、今年の果実を育ててくれる側面を見落としてはならない。この新芽は、生育後半から古い枝に変わって素晴らしく働いてくれるのだから。

では、良いお年を。
[PR]
by mikkabi_mikan | 2008-12-30 14:28

2008年度みかん栽培の問題点。

2008年度のみかんは、天候に恵まれて最高の果実品質が確保されたが、その量的な少なさが問題となった。これ程の果実が成らない裏年は、ご年配の方に聞いても初めてという事で、やはり地球環境の変動が少しずつ人間には感じられない所をみかんが代弁しているのだろうか。

そこで、なんともこの隔年結果を短期で修正する方法として、みかんの花が分化する低温の積算が積もるまでに、つまり今から12月から剪定をして来年の花芽を少なくする方法である。簡単に「ジベレリン処理」をすれば良いのだけどコストの面で、今のご時世辛い所がある。これほど重要なみかん産業の隔年問題に、この薬品に少しでも政策的な観点から補助金が出れば農政も少しは評価出来るが、何をしているのか何も見えない。

それだけ、みかん産業にとっては、このみかんの隔年結果の是正が急務であるのに、何の動きもない。

このまま行けば、来年は景気動向に因るがみかんの市場価格は、大暴落する可能性が眼に見えている。

そして、次の年は、今年同様の裏年になり経費負けしてしまう結果が予想出来る。

これを逆手にとって、来年を裏年にする方法を選択した方が、ある種賢明な栽培方法になるかもしれないが、それでも経済作物としは不安定な栽培方法になるだろう。

以前は、安定して毎年平均的になっていたみかんが、これだけ隔年結果の影響を受けているのに、その対策が余り議論されていない事に一抹の不安を感じる。

とりあえず自分で、経費のかからない隔年防止策をやってみよう。
[PR]
by mikkabi_mikan | 2008-12-15 14:46 | 三ヶ日みかん