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「奇跡のみかん」が出来るか?

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三ケ日みかんも着色しました。でもこのくらいの色が来ればみかんの収穫が始まります。三ケ日町は、今みかんの収穫の最盛期です。

さて,昨日TVで放映された「奇跡のりんご」について「現場サイド」から一言。

みかん産地から少し話しておかないと「消費者」に誤解を与える事になるので。

「みかん」では、結論から申しまして無理です。無農薬栽培は、無理です。「北の国」では、長い「冬」があって、これで多くの「病害虫」が死滅します。でも、暖かい所で栽培される「みかん」産地では、そのまま「病害虫」は、越冬します。

テレビで「酢」が散布されているところが出ていましたけど、昔から「酢」「糖」「焼酎」などを混ぜて散布することは、良く知られています。要するに1つの病害虫がそこを占有出来ない様に多くの天敵を呼ぶためにも「美味しいエサ」を散布することのです。もちろん「樹木」も直接吸収します。

それを「みかん」にしても完全とは行きません。なぜなら「最強」の害虫がいるからです。「アザミウマ」です。何種類かいますが、暖かい冬の年は、越冬数が多いので被害が甚大です。そして、農薬も効かない抵抗性をもった者もいます。

ですから、果樹園に草をはやかすとそれが「エサ」となり、彼等は「草の生長点」を好みますので、絶えず食害をし、繁殖して「みかんの果実」をも食害します。

そして、「みかん」の根域と「草」の根域は同じ層にありますので、養分の競合が起こり、「北国の春」とは違って「雪」のない暖かい日照がある「みかん産地」では、「草」の方が開幕ダッシュしてしまい「みかん」の初期成長が著しくダメージを受けます。

と言う訳で、暖かい地方の「みかん栽培」においては、無農薬栽培は、無理です。

一応、「現場サイド」から、「消費者」の方に、、、一情報を。
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by mikkabi_mikan | 2006-12-02 14:59