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2010年度の三ケ日みかんの生産量について

2010年の初夏を迎え、三ケ日町のみかん園にも農作業が忙しくなる季節が来ました。みかんの木の根はカラタチ台に接いであるので、土壌の表面に浅く細かく根が張っています。

ですので、春先の他の雑草と肥料の奪い合いになり、この時期に綺麗に除草をしていないとみかんの初期の発育に影響が出て、様々な問題がありますが、一番は段々と樹勢が衰えて行く傾向があります。

近年、問題になっています「アザミウマ」の発生源にもなることや、地温の上昇に悪影響が出ますので、色々な見方もあるかもしれませんが除草をしていた方が賢明だと思います。

因みに、草生栽培の実験もしていますが、管理が大変で除草剤を使用する方が楽です。

さて、2010年度の三ケ日におけるみかんの生産量が分るみかんの花の着花量を調査した所、本年度は裏年に当たる筈なのですが、早生みかんに限って見ましたがかなり花の着花が見られ驚いています。

昨年は、大変なみかんの果実がなる表年で、今年花が着花するか心配していたのです。

どうも、昨年か今年にかけての天候がみかんにとっては良かったのでしょう。それを科学的に分析しなければならないのですが、、、

で、今年の為に一昨年前の冬にした隔年防止策の剪定の結果なのですが、今年にその枝には沢山の花が着いていますが、昨年の強い表年のために思った以上の強い枝が出ない傾向がありましたので、この弱い枝で良い果実が出来るか心配です。

ただ、今年は裏年に当たる為にその花が有葉花として二三枚の葉を伴って出て来てくれたらそれなりの改善が見られると思いますが。

ここ浜名湖は、その海風に助けられて、先日の静岡の茶畑を襲った「遅霜」の被害も無く、湖畔のみかん畑のみかんは今の所順調に育っていますので、秋はみかん狩りが始まりますし、5月初旬には「みかんの花祭り」が三ケ日町で開催されますので、お時間がありましたらお出で頂けたらと思います。
by mikkabi_mikan | 2010-04-27 14:35 | 三ヶ日みかん
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